「風が強く吹いている」を観てきました

『BBcom』9月号の巻頭インタビューに登場していただきました大森寿美男監督。大森氏が初メガホンをとられた「風が強く吹いている」を先日観てきました。
よかったですよ! 久々に胸が熱くなる映画でした。クライマックスである箱根駅伝のシーンは圧巻です。ランナーのひたむきさ、孤独、汗、鼓動、躍動、太陽、歓声、そして風......、襷を次のランナーに渡すことがこんなにも劇的で重いことなのか。
ランナーの孤独と襷での連帯感。大森監督は私共のインタビューに対して、こう答えています。
「もし映画を観た人が『走るっていいなあ』と思ってくれたなら、それは『生きるっていいなあ』ということですから、非常にうれしいですね。生きることは孤独だけど、人とのつながりによって人はその孤独を受け入れられる。人との絆があるから孤独は増すのだけれど、進む勇気もきっと同じところにあるのではないかということが伝わればいいと思います。」
走ることは人生そのものなんですね。そのドラマを観劇することに似ているのが、箱根駅伝を沿道で、あるいはテレビで見るということ。だから感動するんですね。
北風の強い季節に行なわれる箱根駅伝は、吹き付ける北風に立ち向かう勇気の戦いとも言われているようです。
八ツ山橋 渡りきたれば吹きつくる 風あり風に 面向けて行け
(来嶋晴生)
まさに『風が強く吹いている』です。










