(株)経営プラン協会の代表取締役で経営コンサルタントの沢野乃康氏が4月2日、逝去されました。享年72歳です。
突然の訃報にビックリして、とりあえず5日の通夜に駆けつけました。会場には入りきれない人があふれ、さすがに故人の影響力の大きさが偲ばれ、しめやかな中にも堂々とした通夜でした。
沢野氏と言えば、一橋大学を卒業されてから、いちはやく美容業界の経営レベルの未熟さに危機感を抱かれ、経営指導、税務指導に辣腕を振るい、業界の近代化に大きく貢献された人です。
主な著書には、国税庁国税局の活用方審査済青色申告帳簿『財務明細台帳』をはじめ『美容業 節税のポイント』『これからの料金「料金管理」』『美容業「料金と賃金」』『"大丈夫"が危ない サロンの節税対策 新・節税のポイント』など多数があります。そして最近では美容学校の教科書も執筆されていました。
BBcomの創刊当時も、連載原稿をお願いすると快く引き受けてくださり、また、創業当時の財政基盤の脆弱さを見抜いてでしょう、あの独特のダミ声で「鈴木さんから原稿料をもらおうとは思っていないよ。たまに飲ませて。それで十分だ」と豪快に笑って、それ以上の私の発言を封じ込める、そんな思いやりのあふれる方でした。
今では、その「原稿料の代わり」で銀座、新橋を飲み歩いたことが懐かしく思い出されます。そして理美容業界の将来について大いに語り合ったものです。
沢野先生、先生が心から希った理美容サロンの経営体質はまだまだ先生が望まれたレベルには達していないかもしれません。
「鈴木さん、だめだよ。もっと業界のためにしっかりした情報を提供しなきゃあ」
沢野先生の叱責が聞こえるようです。私に対する沢野先生からの宿題を胸に刻んで、ただひたすらご冥福をお祈りするばかりです。合掌。
投稿者: ビービーコム 日時: 2008年4月 7日 19:32 | パーマリンク



